5月3〜4日毎年恒例となっている、長崎県五島列島への遠征。
今年も釣友naoさんの多大なご尽力により
実現の運びと相成った。
今回は新たに3名の新メンバーを加え
総勢9名にて、二日間の遠征を楽しむ事となった。
5月3日今回初参加となる釣友Kちゃんと共に、長崎県長崎市のフェリーターミナルへ向かう。
そして朝6時頃、続々と参加メンバーが到着。
久しぶりの再会に、当然会話は弾む。
ロッドケース以外の荷物を預け
しばしのプチ宴会の後、フェリーへと乗り込んだ。
そして定刻通りに港を離れ、福江港へとフェリーは向かう。
しばしの仮眠後、景色を眺めに甲板へと出てみると

福江島のシンボル「鬼岳」が、サザエ島越しに見えて来た。
それにしても、快晴そしてベタ凪

絶好の釣り日和となった

フェリーを下りると、今回お世話になる「おおしま丸」さんが待機していた。
釣り仕様の衣装!?に着替え、早々に荷物を積み込み
13時過ぎ、黄島へと向けて出船となった。
およそ30分の快適なクルージングの後
大美漁の堤防流しへと、釣友Kちゃんと共に下りる事となった。


二人では、もったいない位の広〜い釣り場

それぞれ良さそうな場所へとバッカンを置いた。
この日の潮は、小潮の最終日。
のんびり過ぎる程の潮のようなので、まずはG2のウキ/2ヒロ半にて釣り開始。
マキエを撒いてみると…何やら茶色い塊がパシャパシャと

小さいので気にせず仕掛けを投入すると
ウキ・サシエと波紋の起きる場所に大集結!
小さなサシエ・針では、どうもサシエが持たない。
そこで大きなサシエ用に、針を大きめに変更した。
すると、針に少しサシエが残ったのか?
今回初めてウキが海中に消えた。
上がって来たのは、小尾長。
マキエが効いてこれから!
そう思ったのだが…その後はさっぱり!となってしまった

釣友Kちゃんも、首をかしげて悪戦苦闘の様子…。
小尾長は釣れるようだが、なかなか良型は。
しばらくしてふとKちゃんを見ると…

大きく竿を曲げ、格闘中だった

しつこい引きに大きく弧を描く竿。
尾長?と思ったのだが、海面に近づくとジャンプ

60pを悠に超える、ヒラスズキだった…美味しそう。
小尾長以外これと言って釣れないまま、すっかり辺りは薄暗くなり…

夕まづめと呼ばれるスペシャルな時間帯となっていった。
結局何事もなく時は過ぎ、19時過ぎにやってきた迎えの船へと乗り込んだ。
この日は、おおしま丸さんの民宿へのお泊まり。
きれいな夕日に思わず…
明日は釣らせてケロー!と叫びたくなる自分がいた
5月4日目覚ましの音楽に叩き起こされ、朝4時に起床。
朝5時の出船に向けて、準備を始めた。
この日目指す磯は、昨日良く竿が曲がっていた平バエと言う磯。

釣友Kちゃんとタカさんの三名にて、予定通りの瀬上がりとなった。
この平バエ、その名の通り平らで足場良好。
そして、広い!
そしてそして、きれいな朝日に向かって…

叫びます!釣れてケロー〜!…もちろん、心の中で

それぞれが気になる釣り場にバッカンを置き、釣りを始めた。
前日の事もあり、恐る恐るマキエを入れると…
赤いマキエが、すぐに小魚でまっ茶色に。
餌取り軍団、健在です…。
しかしそのうち、もぞもぞとしたアタリで小尾長が喰いついた。
そして前日同様、その後は沈黙となった。
ふと見た、前日上がった堤防流し。
なんだか良く竿が曲がってます

釣友まーちゃん・タツヤくん、この二人…やります


このままやってもダメなのは、前日に体験済み。
そこで、動かない潮に対してそぐわないながら…
重めのG2+Bのウキへと変更し、まずは餌取りの下へサシエを届ける事を優先してみた。
すると、針に少しながらサシエが残り始めた。
その頃から足元のタナの上に、クロらしき魚影が見え始めた

少し過負荷に設定したウキは、タナが取れてしばらくすると潜行。
穂先を曲げては糸を送りを繰り返す。
そしてアタリを捉えたが、これもやはり小尾長だった

仕掛けを更に重くして、沖の深場を釣るべきだろうか…。
まぁ、もうちょっと様子を見てと投げた仕掛け。
同様の作戦で狙っているとアタリ!…今度は結んだはずの針が無くなってしまった

そんな状況でも腹は減るもの…昼にはちょっと早めながら、昼食とした。

しばらくすると、船長がやってきた。
状況を伝えると、ワンド側を指差し去って行った。
タッカリと平バエとの間のワンドを釣れ!と言う事なのだろう。
早速ワンド側へと移動した。
偏光越しに見える海の中…突っ込まれると恐ろしそうな沈み瀬だらけ。
しばらくここで、釣ってみる事とした。
同様の仕掛け・作戦にて狙ってみると、やっと…30p位の口太が釣れた

その頃から沈み瀬際に、青白い魚が見え始めた。
ちょうどその頃、Kちゃんの竿が大きく曲がる。

これは残念ながら、巨大な青ブダイだった。
その前にも巨大サンノジを釣り上げたKちゃん。
また、隣りで粘るタカさんも強烈なアタリを捉えていた。
お二人に聞けば、かなり深釣りしている様子。
もっと深く釣るべきか…心の迷いは加速する

釣り場に戻り、釣りを再開してしばらくすると…
合わせと同時に、ドラグが鳴り止まなくなった

何か分からないけど、大きな魚。
なんとか凌いで浮いて来たのは…

サンノジであった…これがクロならなぁ…。
13時過ぎ、最後のオキアミをバッカンへ移し
オキアミの粒の多い状態のマキエとなった。
これが後々、良かったのかも。
残り時間も少ないので、在庫処分的に多めのマキエ

すると、餌取りの下に食べ残したオキアミが見えるようになった。
その頃になると潮も少し角度を変え、平バエ先端方向へと流れ始めた。
すると、少し沈んだウキが明らかに魚の引きらしく沈み込んだ

合わせと同時に鳴り響く、ドラグの悲鳴

またサンノジ?と思いつつ、足元へとゆっくり誘導した。
三度の突っ込みの後、徐々に見え始めた魚体。
気になるのは、口元にピンクの針が見えない

無理せずゆっくりやり取りし、Kちゃんの助けを得て無事に取り込んだ


久しぶりに見る、40オーバーの尾長。
そして、この二日間で初めて釣り上げた魚らしい魚

なんとも情けない…。
さぁ、もう一匹!と釣りを再開すると…
潮が妙に元気に、ワンドの中へと入り始めた。
Kちゃんと、この潮釣れそうと喜んだのだが…すぐにタイムアップ。
こうして二日間の黄島遠征は、終了となった。
重みのほとんどは氷…となったクーラー。
しかし心の中は、釣友達との楽しい語らいで心のクーラー満タンであった

そんな釣友達に感謝!の二日間でありました。
そして何より、全ての事を一手に引き受けて頂き
楽しい旅をコーディネートして頂いたnaoさんに感謝です!
この度も本当に、ありがとうございました!
釣りとしては、大変厳しい二日間であった。
反省点も多々あり、大変勉強になる二日間でもあった。
釣れれば楽しいから、釣りに行く。
釣れなければ悔しいので、釣り行く。
これぞ釣り人の無限スパイラル!?
今回は、後者の方ですけど

また必ず、黄島へ!
来るべきその日に備えて…
修行の旅を続けます!


今回のタックル
竿 マスターモデル尾長 M 5.3m
/アテンダーU 1.25号5.3m
リール トーナメント競技+2500LBD/口太スプール
道糸 2.5号/2号(ブラック)
ハリス 2号(ブラックマジック)
針 尾長くわせ 7.25号〜8号
マキエ オキアミ5枚+V9SP+メガミックス
頑張ろう日本!